KTS-CCターフ工法 Q&A
Q1 床土混合土になぜラバーチップを混合するのですか?杉樹皮だけではいけないのですか?
A1 踏圧により床土は硬くなり、透水性が悪くなります。同時に気相率も下がります。芝生に多くのストレスやダメージを与えることになります。杉樹皮繊維は扁平であり、土と混合された場合弾力性はそこなわれます。そのために、ラバーチップを混合するのです。活力のある芝を生育させるためには、床土に透水性と気相率を確保しつづけることが一番大切なことです。

Q2 ラバーチップはどんなものを使っているのですか?
A2 廃タイヤ,廃ゴムをリサイクルしたものです。このゴムを細く繊維状に加工し、ワイヤー等を除去したものです。

Q3 廃タイヤ等には有害物が含まれていないのですか?
A3 廃棄物処理法及び公共用水域排出の排水基準値より大幅に低濃度であり心配ありません。

試験項目 排水基準値  測定値
カドミウム <0.1 <0.005
<0.1 <0.020
六価クロム <0.5 <0.020
シアン化物 <1.0 不検出
トリクロロエチレン <0.3 不検出
テトラクロロンエチレン <0.1 不検出

(JATMA/JTRAタイヤリサイクルハンドブックより)

Q4 ラバーチップが火燃したとき、ダイオキシン等の有害性はありませんか?
A4 ダイオキシン、シアン化水素、ベンゾ(α)ピレン等の発生は微量であり国内外の基準値を大幅に下回っています。有害性はありません。
(JATMA/JTRAタイヤリサイクルハンドブックより)

Q5 杉樹皮は殺菌作用があるから腐りにくいと言われていますが事実ですか?
A5 殺菌作用はありません。当社は岩手大学農学部と7年前より継続して共同研究を行っています。樹皮に含まれている数多くの成分を抽出し、その確認をしています。
 1)樹皮繊維が腐敗しにくい理由は、樹皮に含まれている油分及びリグニンが分解しにくいため、7〜8年経っても腐敗しないのです。抗菌作用があるから腐敗しないのではありません。
 2)樹皮に含まれている特殊な方法で抽出したアビエタン型ジテルペンキノン化合物には、殺菌力はありますが、含有量は微量であり、樹皮そのものに殺菌力があるとはいえません。
 3)特殊な方法で抽出した樹皮成分には、抗菌活性はあります。このことは、当社と岩手大学 小藤田先生の共同研究により木材学会(第47巻第6号)で認められました。
他のバーク材と比較した場合、樹皮そのものにも抗菌活性はあるといえます。

Q6 土を混合するのにソルボマシーンを使うとなっていますが、ソルボマシーンとはどんな機械ですか?また、なぜこの混合機を使うのですか、トラクターではだめですか?
A6 ソルボマシーンとは、材料を垂直に落下させながら高速水平回転により瞬時に粉砕混合する機械です。密度の大きく異なった物質,高含水比な物質を均一に混合するのに最適なシステムです。トラクター等で混合した場合、長時間掛けても混合むらができ、均一な混合は不可能です。また、密度の小さな物質(非常に軽い物)は一切粉砕されることはありません。従って樹皮繊維,ラバーチップを混合によって粉砕することはありません。もし、トラクター等で混合する場合は、十分気をつけて行ってください。

Q7 工事するとき、混合土の敷均しはモーターグレーダーや普通のブルドーザーではいけないのでしょうか?
A7 グランドの勾配は面勾配として仕上げます。モーターグレーダー,ブルドーザーでは、正確な仕上げは不可能です。よってセンサーを取り付けたオートセンサー付ブルを使います。もし、モーターグレーダー,普通のブルドーザーで施工する場合は、熟練したオペレーターによって行ってください。

Q8 オーバーシード(芝の種子を追い播きすること)は行えますか?
A8 ターフチップを施工したのちオーバーシードは十分に可能です。ただし時期、施工方法がありますので、当社又は専門業者に必ず相談してください。

Q9 定期的にエアレーションはしなくてもよいですか?
A9 エアレーションは不要です。ただし、5〜6年経過したのち育成状況によっては必要な場合もあります。そのときには当社又は専門業者に相談ください。

Q10 芝生は張芝と播種する方法がありますが、どちらが良いですが?
A10 どちらが良いとはいえません。張芝で行う場合には、なるべく土のついていないロール状のものを使用してください。生育養生期間が短くなります。播種した場合には、生育養生期間を十分にとってください。わが国の場合、芝生の生産種類が少なくコストが高いため、多くの問題点があります。どの様な芝生を使うか、当社又は専門業者と十分に相談してから決めてください。

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